上の古い免許証は、屑鉄拾いから身を起こした祖父のものです。

福岡県みやま市の楠田という地域で、水飲み百姓の次男としてうまれた、西山金蔵です。

時は明治時代後半、屑鉄拾いで作ったお金で、自転車を販売修理する店を開業しました。自転車屋で設けたお金で、次はフォード自動車を購入してタクシー会社を作りました。従業員を雇い、家一軒分の価値のフォードを２台所有して、三井企業の重役を乗せる「円タク」業をやっていました。

大変に儲けていましたが、戦争で、国に没収されてからは、金融業を開始して儲けていました。

常に努力と先取の歩みを止めずに死ぬまで、たくましく・質素に賢く生き抜いて人でした。

私が高校でぐれそうでぐれなく、今があるのは、この人の愛情のお蔭です。